彩良のweblog(さら)

xsaraの日記

301条調査をにらんで米国の要求にも応じていると訴える狙いとみられる。

中国商務省は貿易黒字全体の59%は外資企業の輸出によるものだと指摘する。
中国が米国に輸出するのは国内で組み立てた最終製品が多く、部品などと比べて金額も膨らみやすい。
中国には米アップルなど外資企業が工場を構え、製品を米国向けに輸出している。
こうし た実情を踏まえ、商務省は中国企業が自前の製品を輸出して稼いだ黒字は4割に満たないとも訴える。
また中国が得る利益は、見かけの貿易黒字ほど大きくないとも主張。
一般に製品の企画、設計、製造、販売の一連の流れの中で加工・組み立ては最も利益率が低い。
中国社会科学院の倪月菊研究員は「米国でアップル製品を400ドルで販売しても中国が得る加工費は10ドルにとどまる」と話す。
米国の一方的な主張に反論する一方、中国は米側への歩み寄りもみせる。
中国国務院は23日の常務会議でアルミニウムの生産抑制や設備削減に取り組むと決めた。
中国のアルミ生産は16年に3187万トンと10年前の3.5倍に急増。
米メーカーの利益が圧迫され、米国は中国に減産を強く求めてきた。
生産に大 量の電気が必要で環境負荷が重いアルミの減産は、各地方政府が既に取り組み始めていた。
この時期に中央政府がわざわざ公表したのは、301条調査をにらんで米国の要求にも応じていると訴える狙いとみられる。
米中関係に詳しい魏建国元商務次官は、中国が現在、米国の小麦、オートミール、乳製品、豚肉などの輸入を検討していると指摘。
17年は米国が欧州連合を上回り、中国の最大の貿易相手国になる可能性があると話す。
6月の米国産牛肉の輸入再開に続いて米農産品の輸入拡大の姿勢をみせることで301条調査をけん制し、米国との交渉を優位に進める思惑が透ける。